
はじめに、2011年3月11日の我が国にとって東日本大震災という未曽有の被災に遭遇された多くの被災者の方々に改めて心よりお見舞いを申し上げ、被災地の少しでも早い復興を心よりお祈り申し上げます。
思い起こせばKCC( Kanazawa Coronary Conference )2011の開催中にあの大震災が起き、私達にとっても忘れることのできない日となりました。その後日本人が一つとなってその復興支援にあたり、まだまだ道のりは長いとは思いますが、少しずつ復興してきていると思います。こうした中、学術・学会活動は一時中止、延期になっていましたが、社会貢献という観点からようやく学会開催も含めた多くのイベントも徐々に再開されるに至っております。そうした観点でKCC2012も継続開催といたしました。そのためには例年に増して有意義で社会貢献に値する会としての趣旨が問われます。本会は今回で12回目という開催を迎えることになります。北陸地区を中心とした恒例の会として定着し、冠動脈インターベンション治療に関る医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、臨床検査技師、理学療法士への最新の知識、技術向上に貢献しているものと思われますが、今回は更なる有意義な開催になるようスタッフ一同頑張る所存でございます。そのためには関係各位の御尽力、御支援のご協力を改めてお願いする次第であります。
さて、PCIがおこなわれるようになって30年以上が経過しました。その間、デバイスの進歩、変遷、画像診断の進歩、手技的な改良などにより、PCIは冠動脈疾患患者の治療のひとつとして飛躍的かつ確実な成功を収め、いまや治療に欠かす事の出来ない位置付けを確保していると思われます。その中で何といっても大きな要因としてDES( Drug Eluting Stent)の登場でありますが、初めて使用されてまだ10年余であり、次々と新しいDESが開発、導入されてきているとは言え、安全性、長期予後についてはまだまだ慎重に取り組んでいかなければいけません。一方、社会的にライブデモのあり方、意義が問われている昨今ではありますが、症例の選択、企画運営方法を十分に考慮して行えば、ライブを通じ、生死に関る治療に携わる医療の現場を担うべきスタッフにとって多くの情報を共有することができ、手技を含めた治療内容・医療費の標準化にも繋がるものと考えます。第一日目は教育ライブとして地元施設の若手医師をオペレーターとして、先輩の医師が指導しながらインターベンションを進めていくライブとし、第二日目は例年どおり全国から御高名な先生を多数お招きし、オペレーターおよびコメンテーターとして参加していただき、いくつかのフォーカスされたPCIの問題点、手技に関するライブを予定しております。またコメディカルセッションも例年どおり企画しております。更には時間の許す限り、ミニレクチャー、特別講演、ファイヤーサイドセッション、ハンズオンも予定したいと考えております。今回も多くの皆様に御参加いただき、共に議論を深めて、有意義な会になるようスタッフ一同準備を進めております。是非とも多くの方々に御参加いただきますよう御案内申し上げます。
平成23年12月
北陸PTCA教育ライブ研究会
代表世話人 金谷法忍
(石川県立中央病院 副院長)
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